くらし情報『不倫ドラマなのに「身体の関係なし」で終わる?『うきわ』が描く新たな背徳感』

2021年9月27日 08:00

不倫ドラマなのに「身体の関係なし」で終わる?『うきわ』が描く新たな背徳感

この演出が「いかに2人が精神的に支え合い、抑制的な関係を保とうとしている」ことを感じさせ、視聴者の感情移入を加速しているのだ。

原作漫画では夫の浮気を嘆いた麻衣子が、「うちはもう二葉さんと一緒になりたーわ」とぼやくカットがあったが、ドラマ版では見られない。こんなところにドラマ版の作り手たちの、「どこまでもプラトニックな不倫を追求している」という姿勢を感じさせられる。

■結ばれたら“よくある”不倫に

そして最終話は、どんな結末を迎えるのか。一に福岡転勤の辞令が出たことで、麻衣子との関係性は崩れるのは間違いない。

また、麻衣子と拓也の離婚は、ほぼ確定と言っていいだろう。実際、第7話では、麻衣子がスマホで慰謝料請求の検索をしながら「1人でやってけちゃう」とつぶやくシーンがあった。そのほかでも、一に「私は元どおりには頑張れそうもないです」「夫に傷つけられても、もう傷つけてやりたいとも思えなくて」と打ち明けるシーンもあり、視聴者感情を考えても「離婚して新たな人生を踏み出す」ことが推察される。

じゃあ麻衣子は一と結ばれるのか……といえば、こちらは疑問符がつく。ここまでプラトニックを貫いてきた2人の魅力的な関係性が、結ばれることで“よくあるもの”になってしまうからだ。

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