くらし情報『不倫ドラマなのに「身体の関係なし」で終わる?『うきわ』が描く新たな背徳感』

2021年9月27日 08:00

不倫ドラマなのに「身体の関係なし」で終わる?『うきわ』が描く新たな背徳感

たとえば、「いったん別れるが数年後に再会して結ばれる」という連ドラでよく見る形も、この作品ではチープな印象を残してしまうリスクが高い。

いずれにしても、最後まで2人がプラトニックのまま終わる可能性は高いのではないか。このままほぼ肉体的な接触がないままラストシーンを迎えたら、「コロナ禍にフィットするソーシャルディスタンスな不倫ドラマ」として、より印象に残る作品になるかもしれない。

さらに言えば、距離感を保ちながら、視聴者に色気を感じさせ、背徳感を抱かせたのは、作り手たちの技術によるところが大きい。とりわけ昨年、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)を手がけた風間太樹監督の演出は、視聴者の想像力をかき立てるような見応えがあった。

■俳優・森山直太朗の才能が開花

最後にこの作品を語る上で、もうひとつふれておきたいのが、“俳優・森山直太朗”について。門脇麦の力はすでに各所で認められてきたが、今作では森山直太朗の演技に、より称賛の声が集まっている。森山が演じる二葉一は、さえない中年男でありながら、少年のような繊細さを持ち、それでいて慈愛を感じさせるキャラクター。さらに表情や所作の1つ1つから、枯れた色気のようなものを漂わせていて、それが「部下の妻に慕われる」

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