くらし情報『女子バスケを銀メダルに導いたヘッドコーチ、“通訳なし”で情熱をぶつけた闘いの歴史』

2021年10月9日 11:00

女子バスケを銀メダルに導いたヘッドコーチ、“通訳なし”で情熱をぶつけた闘いの歴史

ここからは凄まじかった。162cmの小柄な司令塔が大型選手に果敢にアタックし、次々アシストを決めていく。彼女に導かれ、チーム全体が躍動感を取り戻した。

第2クオーター途中に逆転し、87―71で勝利。日本はメダルを確定させた。

そして迎えたアメリカとの最終決戦。「東京五輪の決勝で母国・アメリカを倒して金メダルを取る」というのはホーバスHCの悲願だった。

「この練習は金メダル足りるの!?」

「今の練習で金メダル取れると思うの?」

目標の「金メダル」をこの日まで幾度となく口にし、選手たちに意識させてきた。

しかし、世界最高峰チームは第1クオーターから地力の差を見せつけてきた。日本は本橋菜子(東京羽田)らの3ポイントで反撃したが、ジリジリと差を広げられ、75―90で終了の笛。金メダルは手に入らなかった。

それでも、ホーバスHCは教え子たちを心から誇りに感じていた。

「アメリカの選手、ダイアナ・トーラジを教えたことがあったんですけど、彼女が試合後、僕にハグしてきて『トムの日本女子のバスケを全部見たけど、すごく楽しいし、最高だった。でも戦うのはイヤ。今日もやりたくなかったよ』と言ってきたんです。

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