くらし情報『倉田真由美 辛かった“漫画家という肩書き”、新作で見出した「人はいつでも現役」の境地』

2021年10月30日 11:30

倉田真由美 辛かった“漫画家という肩書き”、新作で見出した「人はいつでも現役」の境地

とはいえ、描きたいものもみつからなかった。結婚し、育児をしていたころに育児漫画の依頼もありましたが、結婚生活も育児も、そんなに苦労してこなかったので、物語としてはつまらないものになると思ったんです。

『だめんず〜』もそうでしたが、私にとってエッセイやノンフィクションは、怒りや悲しみをみんなで共有したいという想いが原動力だった。結婚しているし、恋愛モノももう描けない。でも描きたい。だから私はとりあえず、『形から入る』ことにしたんです」

“漫画家・倉田真由美”に悩み続けて4年が経ったころ、彼女は“ペンタブレット”を購入した。液晶に専用のペンで絵を描くもので、いわばデジタルコミック。紙とペンで漫画を続けて30年──この経験を捨て、47歳にして人知れずデジタルに“入門”していたのだ。

しかし、ここでも壁が立ちふさがった。「教室に通い始めたのですが、受講生は20代ばかり。講師も自分より若い。私だけ47歳のお母さん。そんな環境下で勉強してみたのですが、講習会の場ではできたことが、数日後には忘れてできなくなっていたんです。何回か通いましたが、ペンもタブレットもまったく使いこなせなかった」

■人はいつでも“現役”

ここで救世主が登場する。

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