
鈴木貴子外務副大臣撮影/齋藤周造
35歳の若さで外務副大臣という要職に就いた鈴木貴子副大臣。政治家であると同時に女性であり、母親でもある。彼女の政治へ臨む姿勢とは。そして、日本のために何をしていきたいと考えているのか、ズバリ斬り込んだ!
■求められる機動力
「父・鈴木宗男は、家族を持って子どもが生まれても24時間“政治家・鈴木宗男”であり続けた。でも、私はあえて“そこに鈴木宗男の限界がある”と言っています」
からっと笑いながら力強い口調で話すのは、鈴木貴子衆院議員。自民党の女性局局長代理、2児の母、そして外務副大臣─多彩な役割を担うからこそ、
「私は政治家・鈴木貴子であると同時に女性であり、母親・鈴木貴子でもある。それぞれの顔を通じて、さまざまな立場の人に寄り添う政治を実現していきたい」
と言葉に力を込める。
鈴木さんは27歳のときに初当選。以後、史上最年少で防衛大臣政務官に就任するなど、平均年齢が50代後半の国会議員の中で、若手の筆頭格として邁進してきた。直近では、孤独・孤立対策の議論をリードし、内閣官房に孤独・孤立対策担当室を設置した。
「よく行動力を掲げる政治家がいますが、それってもう古いと思うんです。
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