しかし、加熱・乾燥によって、ジンゲロールがショウガオールに変化すると胃腸を内側から刺激して血流を高め、身体の深部の熱をつくり出せるようになるのだ。
ショウガオールに変化する温度の目安は80度。あまり高温で加熱すると成分が壊れてしまうが、以降で紹介している蒸すという穏やかな加熱方法なら、生の33倍以上に増やすことが可能だ。
また、全身の血流がよくなり、体温が1度上がると代謝が12%アップするというデータもある。体温が低めの人は蒸ししょうがで代謝が上がれば、冷えの改善のほか、ダイエット効果なども期待できる。女性の強い味方なのだ。
毎日の習慣にしたい蒸ししょうが、その作り方と手軽にとれるレシピを紹介する。
■オーブンで焼くだけ!簡単「蒸ししょうが」の作り方
効果抜群の蒸ししょうが。材料のしょうがさえあれば、オーブンで簡単に作ることができる。粉末にしておけば、すぐに使えてとっても便利!
(1)しょうがを切る
しょうが(水分が多くて乾燥しづらい新しょうがはNG)を洗い、皮の汚れをそぎ落とす。皮のまま縞模様に沿って1ミリ厚さに切る。
(2)オーブンで加熱
(1)を耐熱皿に並べ、80度(80度が選べない場合はいちばん近い温度)
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