
草なぎ剛撮影/廣瀬靖士
今年も残りあとわずか。テレビに舞台にSNSと、活躍の場を広げてきた新しい地図の3人。『日本アカデミー賞』で最優秀主演男優賞を受賞するなど、今年も俳優業を充実させていた草なぎ剛が、2021年を振り返る。
■来年は年男
――舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』の神奈川公演が無事幕を下ろしました。始まる前は「今年いちばん大変な仕事になりそう」とおっしゃっていましたが、いかがでした?
「再演の意味がすごく感じられる舞台になったと思います。初演での無駄をそぎ落とし、よりストレートにメッセージが伝わるものになっているんじゃないかな。ウイというキャラクターもすでに身体になじんでいるので、前回よりもテンポも上がって、ダイナミックな表現ができていると思います」
――肉体的な疲労は?
「正直めちゃくちゃキツいんだけど、まだ踏ん張りは利くかな。やせ我慢してやってます(笑)。ただ、それがこの舞台の醍醐味でもあるんですよね。その場の自分にできる全力をステージの上で放出するみたいな。
もちろんウイのカリスマ性みたいなものも意識はするけど、同時にスポーツみたいな感覚もあって……HIITっていうインターバルトレーニングと似てるんですよ。
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