
羽生結弦
北京五輪が、いよいよ目前に迫ってきた。
「2月4日の初日から、各種目の順位に応じた得点で競う団体戦が始まります。羽生結弦選手、宇野昌磨選手、鍵山優真選手の3人が出場する男子シングルは、2月8日にショートプログラム、10日にフリースケーティングが行われる予定です」(スポーツ紙記者)
開幕を前に、羽生はテレビ局などの取材に対して、意気込みをこう語っている。
「みなさんの夢が叶ってほしいから滑り続けていて、それは、イコール自分の夢。だから、オリンピックに向けていちばんうまい自分になれるように頑張っていきたいと思います」
自らのことだけでなく、“応援してくれているファンのために”と明言。羽生の人間性がうかがえる。
羽生を長年取材しているスポーツジャーナリストの折山淑美さんは、こうした羽生の受け答えを、
「やっぱり、しっかり考えて自分の言葉で話していますよね。中には、自分を表現することが苦手な選手もいますが、オリンピックを連覇している立場だというのを意識して、自分の発言が周りにどう影響を与えるかを理解して発言していますし、大人ですよね」
と、絶賛する。
■敬語ではなくタメ口だった
いったい、なにが羽生をここまで成長させたのか。
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