
マスクが日常になった2年間、外せる日はいつに(JR品川駅)
1月20日の東京都の新型コロナモニタリング会議では警戒レベルを「最も深刻なレベル」へ引き上げる事態となった。
だが、コロナにまつわる情報は信憑性の高いものから眉唾なものまで、錯綜している。豊洲はるそらファミリークリニックの土屋裕先生にその真偽について直撃した。
■●オミクロンはただの風邪で症状も対処法も同じ?
現在、感染爆発を引き起こしているオミクロン株。これまでのどの株よりも感染力は高いが、重症化リスクは比較的少ないというデータもある。なかには「ただの風邪と同じようなものでは?」と警戒を緩める人もいるが……。
「たしかにオミクロン株の症状は発熱やのどの痛みなど風邪の症状と似ていて、無症状の方も多いようです。しかし、当院でも糖尿病のある高齢の方が重症化した例がありますし、第5波のときも感染者数が増えてから約2週間遅れで重症者数が増えました。感染者数が増えれば当然、高齢者、合併症がある患者の感染者数も増えるので、必然的に重症者数の増加が予測される。もしただの風邪なら高齢者が重症化して集中治療室や人工呼吸器をここまで使ったり、病床を圧迫するということはないでしょう。
…