くらし情報『「1500人の好みを把握」“販売日本一”になった小さな書店オーナーの奮闘と原動力』

2022年1月29日 13:00

「1500人の好みを把握」“販売日本一”になった小さな書店オーナーの奮闘と原動力

「1500人の好みを把握」“販売日本一”になった小さな書店オーナーの奮闘と原動力
常連客の田中さんと本の話題で盛り上がる二村さん撮影/渡邉智裕
シンクロ日本代表として活躍後、娘を連れてシングルマザーとなり、パニック障害を発症。25年苦しんだ。生きる自信をなくし絶望していた彼女を救ったのは、書店で出会った客だった。以来、客と対話を重ねておすすめの本を手渡す時間が生きがいとなる。町の小さな書店が次々と消えゆくなか、大型店やネット書店に負けない努力と、気骨のある姿勢で闘う書店――そこは、本を介して人がつながり、心を通わす場所だった。

■1500人のお客の好みを覚えている

「いらっしゃいませ。どんな本をお探しですか?」

わずか13坪。店内はぐるりと15歩で回れるくらいの狭さ。そこが、二村知子さん(61)の“闘いの場”だ。

大阪市中央区の地下鉄谷町六丁目駅のすぐそば。オフィスビルが林立する大通り沿いに隆祥館書店はある。二村さんの父・善明さんが72年前に母と創業し、今は2代目の二村さんが切り盛りしている。

手書きのポップが本棚のあちこちに張られ、壁には過去のイベントの写真やチラシが何枚も張られている。どこか懐かしい感じがする店内にお客が入ってくると、二村さんは明るく声をかける。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
YouTube
YouTube
上へ戻る

Copyright © 1997-2022 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.