
レンチンさばカレー撮影/廣瀬靖士
安くて手軽に使えて、料理にも便利な「缶詰」。今回は、魚の缶詰を使ったアレンジレシピを紹介。美味しくて栄養価も高く、時短料理にも。ぜひ、お試しを!
脳にいい成分が缶詰ならお手軽に
「人の名前が思い出せない」「しようとしていたことを忘れる」……。加齢とともに、誰にでも起こる物忘れの症状。ひょっとして認知症の始まりでは、と不安を感じることも。そこで注目したい成分が必須脂肪酸といわれる「DHA」や「EPA」。
DHA、EPAという栄養素は、青魚の脂に多く含まれていて、記憶力や判断力などの認知機能を維持、向上する働きがあることが知られている。さらに、血液をサラサラにしたり、中性脂肪やコレステロールを減少したりする効果もあるという。
これらの栄養素は、人の体内では作り出すことができないため、食事で積極的に補うことが大切。
「そこでおすすめなのが、さばやツナ、鮭などの魚の缶詰です」とは、栄養士で料理研究家の落合貴子さん。
「缶詰は、獲れたての新鮮な状態で加工されているので栄養価が高く、薄味で保存料無添加なものが多いんです。加熱ずみなので下処理なども不要で、気軽に利用することができます。
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