と言っていた女友達が、実際には結婚しないというケースもよくあることです。これはオンナ同士の他愛ないおしゃべりの範疇(はんちゅう)ではないかと私は思いますが、もし愛ちゃんがA氏と本当に再婚するつもりなら、よーく考えたほうがいいと思います。なぜなら、世の中には“結婚に向かない人”というのも存在しているからです。
婚活女性の相談を受けている私のもとによく寄せられるお悩みとして、「私は恋愛体質ではない。だから、婚活がうまくいかない」というものがあります。恋愛体質というのは、今ではあまり聞かない言葉かもしれませんが、「よく恋をする人、惚れっぽい人」という意味で、「恋をしていないとオンナとして終わっている」という恋愛至上主義の時代には、女性誌で「恋愛体質になろう」という特集がよく組まれていました。確かに恋愛結婚の場合、誰かに恋をし、相手にも自分を好きになってもらわないと成立しないわけですから、恋愛をすることは大事です。
しかし、結婚して夫婦になると「配偶者が自分以外と性的関係を結ばないことを要求する権利」である貞操権が発生します。夫が妻以外の女性とセックスをした場合、妻が相手の女性に慰謝料が請求できるのは、相手の女性が夫婦間の貞操権を侵害していると考えられるからです。
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