選挙の世界に詳しい人から“集会にあの先生が来たら、手をギュッと握って、挨拶をしてね”と言われたりして。そんなの気持ち悪くないですか?発言自体がセクハラというか、無理ですという感じで握手は拒否しました。
そもそも顔と名前が売れないと選挙に通らないシステム自体が女性にとっては不利ですし、育児や介護中の人にとっても、障害がある人にも不利だと思います」
女性特有の問題に悩まされたこともある。3年前に挑んだ府議選では選挙期間が生理と重なり、トイレへ行くのもままならない中、猛烈なかゆみに襲われた。
「薬も効かず、すごいつらくて。選挙が終わってからも1週間ぐらい治りませんでした。“疲労で粘膜の免疫が下がり、もともといる菌が悪さをしたんだろう”と婦人科で言われましたね。当時は無所属で女性ネットワークに参加していたんですが、この話をするとみんな口々に、わかる!と言っていました。女性議員のなかには1期で辞めちゃう人も結構いるらしいんですが、正直、気持ちはわかります」
女性ならではの困難はほかにもある。日本社会では大石議員のように、はっきりとモノを言う女性ほど叩かれやすい。今回、橋下氏が大石議員を訴えたのは、彼女が「わきまえない女」
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