のため、動画の編集作業が不要であり、かつ多くの配信アプリは、スマホだけで配信できる設計がなされており、若年層も気軽に始められる。そのこともあり、ライバーは増え続けている。
「ウチに入ると稼げるよ」
しかし、舟橋弁護士が言うように、今このライバー界隈でトラブルが増えているというのだ。
「芸能人が所属する芸能事務所と同様に、ライバーが所属する“ライバー事務所”というものが存在します。ライバー事務所の主な役割は芸能事務所と同じくマネジメント。動画の内容についてのアドバイスであったり、配信頻度についての助言といったサポートがあります。そのほか、オフィシャルパートナーやオーガナイザーなどとして、公式アカウント発行ができる代理店として活動することもあったりします」(舟橋弁護士、以下同)
‘19年の『闇営業問題』に端を発し、芸能界では事務所との契約問題が波紋を呼んだ。ライバー事務所とライバーではどのような問題が起こっているのか。
「 “ウチに入ると稼げるよ”などと誘われ事務所に入るのですが、特にマネジメントをしてくれない、また金銭面のトラブルが起こる。これらによって事務所との信頼関係が崩れ、ライバーは“やめたい”と思う。
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