
全寮制では学費が年間500万~1000万円と、さらに高額に……※写真はイメージ
東大、京大よりもハーバード、ケンブリッジへ……。海外の一流大進学に通じるインターナショナルスクールの開校が相次いでいる。とりわけ目立つのが、伝統と高額な学費で知られるイギリス系の全寮制学校。なぜ地方で続々とつくられ、どんな親たちが子どもを通わせているのか、その理由に迫る!
子ども1人にかける教育費が増加
岩手県八幡平市にある安比高原。スキーリゾートとして知られるこの地に今年8月、イギリスの名門校と連携した全寮制私立校が誕生する。
「イギリスのチャーチル元首相も学んだ『ハロウスクール』の系列校で、すでにアジアではタイ、香港、中国などに開校しています。それが創立450年を機に、『ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン』(以下、ハロウ安比校)がつくられるとして、注目を集めているのです」
そう話すのは『インターナショナルスクールタイムズ』編集長で国際教育評論家の村田学さん。ハロウ安比校は11歳~18歳の男女を対象にした7年制。生徒の内訳は日本勢と海外勢が半々で、中国、シンガポールなどのアジア圏のほか、アメリカやフランスから入学する生徒も。
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