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大きな事件から、あまり知られていない小さな事件まで。昭和から平成にかけておきた事件を“備忘録”として独自に取材をする『事件備忘録@中の人』による「怖い女」シリーズ第4弾。ここ最近、都内をはじめ各地で「誘拐予告」が相次いでいるが、今回お届けするのは「迷子をよく見つける女」。兵庫県・西宮市で起きた、なんとも不可解な女の行動。幼児連れ去り事件とはーー。
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幼児を連れ去ったり、危害を加える許されざる事件。そう聞いた時、あなたはどんな犯人像を思い浮かべるだろうか。
2011年3月、熊本にあるスーパーの障害者トイレで、3歳女児が当時大学生だった男によって殺害された事件。あれから10年以上経過しているが、被害者遺族の手記が公表されたことで改めて事件を忘れてはならないと思った人も多いだろう。
SNSでも子どもから目を離してはいけないこと、ひと目のある公共の場所でも安心できないことなどが再確認の意味も込めて話題となったが、いずれもその犯人像は男性が前提となったものだった。
たしかに、過去の幼児連れ去りや殺害に至るような事件の加害者は男性であることがほとんどである。
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