
『やんごとなき一族』に出演する、左から尾上松也、土屋太鳳、松下洸平
「早く男の子を産め!」
クセが強い面々が繰り広げるドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系、木曜22時)が最終回を迎えようとしている。中でも一番のくせ者は石橋凌演じる父の圭一だろう。一族以外は見下し、嫁を人とも思わないその横暴ぶりもさることながら、女児を産んだ佐都(土屋太鳳)に冒頭のように言い放ったのだ。これに対してSNS上では、
《長男教かよ》、《長男(尾上松也)の育て方間違ってる》
などといった声があがっている。
今、長男教という言葉が再び注目を集めている。
「長男教というのは男児だけを可愛がる家庭のことです。戦前は第1子の男児を可愛がるのを長男教と呼びましたが、今はちょっと違います。娘よりも弟や兄ばかり可愛がる母親、という意味で広がっていますね。『発言小町』や『Yahoo!知恵袋』でも相談が繰り広げられています。
日本には家父長制度があったことで、昔から男児信仰が強い。名字=家を継ぐという考え方のため、男児が優遇されるという風習がありました。少しずつ薄れつつある傾向だったのですが、少子化が深刻になった影響からなのか、再び長男教が増えているように思います」
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