くらし情報『遺伝に対する最大の誤解「優秀な家系にしか優秀な人物は出てこないのか」』

2017年4月2日 10:00

遺伝に対する最大の誤解「優秀な家系にしか優秀な人物は出てこないのか」

子どもはたいてい親に似るもの。行動遺伝学(※記事の最後に解説あり)と教育心理学が専門の慶應義塾大学・安藤寿康教授によれば、親世代から子世代への遺伝の影響は、容姿以外にも、知能・能力、さらには性格・態度まで及ぶという。

「どんな特徴にも遺伝子が関わっています。目の色や爪の形、身長や体重などの生物学的な特色が遺伝します。これに加えて、IQや学校の成績(国語や算数など)、芸術的な素養(音楽や美術など)、さらに記憶力や運動神経などにも遺伝の影響が見られます。

もっというと、好奇心旺盛であったり、他人と一緒に協力して作業をしたり、物事にまじめに取り組んだりする性格も遺伝が関わっています」(安藤先生、以下同)

■遺伝に対する最大の誤解

遺伝の影響がそんなに大きいなら、“優秀な家系にしか優秀な人が出てこない” とか、“二流の両親からは二流の子どもしか生まれない” と言えてしまうのだろうか?

「それこそが遺伝に対する最大の誤解です。人間の特徴は複数の遺伝子の組み合わせで決まりますが、父親と母親のどの遺伝子が組み合わさるかによって、子どもの特徴が違ってきます。しかも、両親の遺伝子の組み合わせはランダムに選ばれるので、子どもの特徴がどうなるかは確率で決まるのです。

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