くらし情報『「お前を殺すか、一生忘れられぬ快楽を与える」文豪に学ぶ、直球ラブレター講座』

2017年4月1日 21:15

「お前を殺すか、一生忘れられぬ快楽を与える」文豪に学ぶ、直球ラブレター講座

そう、2度読みたくなる手紙こそが、いい手紙でしょうね」

■見舞いの基本は「相手の味方になる」こと

夏目漱石による見舞状
《今の世に神経衰弱に罹(かか)らぬ奴は金持ちの魯鈍(ろどん)ものか、無教育の無良心の徒(と)か左(さ)らずば、二十世紀の軽薄に満足するひょうろく玉に候。もし死ぬならば神経衰弱で死んだら名誉だろうと思う》

正岡子規による見舞状
《……御入院まで相すめばとにかく安心いたし候ただ此上(このうえ)は気長くご養生なさるべく御不自由なことがあれば御申し越しくださるべく候
一月二十五日夜子規
碧梧桐(へきごとう)詞伯(しはく)床下(しょうか)
寒かろう痒かろう人にあいたかろう》

「漱石のお見舞いは、精神を病んで憔悴する門下生に書いたもの。スパイスのきいたユーモアで、あなたはちっとも異常じゃない、こんな世の中で神経を病まないほうが異常なんだ、と励ますだけでなく、完全に相手の味方になっているのがポイント。

正岡子規の言葉は、相手が目下の弟子でも丁重。追伸は枕辺に寄り添い、タオルを当てている母のようにやさしい」(中川さん、以下同)

■あえて “暑” の字を使わず “涼” を届ける

◆歌人・作家の三宅花圃による暑中見舞い
《昨夕の夕立に後の涼しさを楽しみ居(お)

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