くらし情報『森公美子『ゴースト』舞台版に出演「映画当時に父を亡くして…」』

2018年7月30日 06:00

森公美子『ゴースト』舞台版に出演「映画当時に父を亡くして…」

それが助けになっていて……あ、いけない、またウルウルしてきちゃった」

ラストシーンは感動的だ。

「『お迎えが来たよサム』って言うシーンがあるんですけど、泣いちゃって言えないんじゃないかすっごく心配。そして、サムがスーッと天に昇っていくときの音楽が、それはもう素晴らしいんですよ。音が折り重なっていって」

モリーのように亡くなった恋人の愛に守られていると、次に踏み出せなくなりそうだ。

「だからサムに天からお迎えが来るのよ、きっと。でも、見えなくて話をできなくても、生前とは違う形でそばにいてくれるんだと思う。“幸せな君を見守っていられれば僕も幸せ”と思える教育を天国で受けてるんでしょうね」

愛する人を失った悲しみを乗り越えるヒントが、本作には込められている。

「支えてきてくれた家族や友達を突然失うと失意のどん底に落ちるでしょ。
でも、そういう人たちをそばに意識できれば、とっても温かい気持ちになれるんじゃない?それが愛情。すてきよね」

そんな境地にたどり着くまでには、泣いたっていいのだ。

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