2018年8月3日 06:00
角田和将氏に聞く「クレジットカード明細は家計簿になります」
キャッシュレスの場合、最大の利点は明細書が送られてくることだ。そのためにも、できるだけ支払いは集約すること。家賃など、どうしてもまとめられないものは、口座引き落としにしよう。
「明細書は家計簿代わりになります。レシートを見て電卓をたたかなくても、カード会社が代行してくれます(笑)。前月と比較するだけでもムダに気づき、次の月に意識できるようになります」
それだけで数万円もの支出が減ったという家庭もあるとか。
「明細書を見るときは、“固定費”からチェックしましょう。家賃や保険料、携帯代や光熱費などです。
これらは、毎月必ず請求されるものなので、一度見直すと、大きな節約になります。たとえば、スマートフォンを格安スマホに替えれば月5,000円前後も通信費を抑えられます。電気料金は契約アンペアを見直してみるのもおすすめ。10アンペア減らすごとに、基本料金は数百円程度下がります。月500円減でも、年間6,000円の差になります」
とはいえ、何でもかんでも削るべきではないという。「支出の見直しの判断基準は、“一過性”かどうか。旅行や趣味など、日々の生活をよりよくする要素があるものは、むやみに削る必要はない。