2018年10月26日 11:00
K-POPアイドルからオファー殺到!仲宗根梨乃さん語る”振付師の矜持”
私たちとは、また次があるから」
梨乃さんは感激した。「この器の大きさ、スゴイ!」。こうして、5カ月以上続くツアーに参加。待っていたのは、いばらの道だった。
「それまでの私はダンスも服装もボーイッシュ。でも、ブリトニーのバックダンサーは、肌の露出が多い下着のような衣装を着て、ヒールを履いて踊るんです。ダンスも慣れていないスタイルを求められる。正直、最初はつらかったです」
未経験の踊りや振付、リズムも速い。
しかも、1カ月で何十曲も振付を覚えなくてはならなかった。
「できないのは私1人だけ。でも、泣いたり落ち込んだりする時間はない。とにかく、できるまで何度でも練習を繰り返しました」
生来の好き嫌いを乗り越えて、梨乃さんはここで大きく成長する。その後、ジャネットとは振付師として、一緒に仕事をしたそうだ。
「憧れの人に私がダンスを教える。とっても不思議な感覚でした」
とはいえ、過去に、誰の仕事をしても、次のオーディションには関係ない。毎回が勝負のアメリカ・エンタメ界で、梨乃さんは着実に、経験を積んでいった。
K-POPの仕事は’08年、「SHINee」のデビューシングルの振付から。