2018年11月13日 14:46
シャブ山シャブ子大激論で注目される「田代まさしの告白」
『相棒Season17』(テレビ朝日系)に登場したキャラクター“シャブ山シャブ子”が賛否両論を呼んでいる。
11月7日放送の第4話では、重度の薬物依存症者の女性によって刑事の一人が撲殺されるシーンがあった。取り調べでは43歳の主婦なのに「シャブ山シャブ子です!17歳です!」と自称。幻覚に取り憑かれたかのように髪を振り乱す様子が”怪演”と話題になった。
一方で専門家からは異論が相次いだ。20年以上も薬物依存症の治療に関わってきた精神科医の松本俊彦氏(51)は『プレジデントオンライン』への寄稿で《あんな覚醒剤依存症者はいません》と断言。《偏見に満ちたイメージを人々に植え付けた結果、国内各地では、依存症リハビリ施設建設の反対運動が起きています》と警鐘を鳴らした。
しかしTwitter上では《あくまでフィクションでしょ?》《それぐらい薬物が怖いっていう印象はあったし、問題ない》などと、専門家の意見を受けつけない声が多い。
日本の芸能界で薬物依存症に悩んだ人といえば、まっさきに名前が挙がるのが田代まさし(62)だ。’01年に逮捕されると、その後2度も刑務所に入った。田代が薬物から離れられなかった大きな原因が、社会と田代自身に植えつけられた薬物依存症者への偏見だったという。