くらし情報『住職兼医師が教える「日常のなかの瞑想で脳の疲労を癒せる」』

2018年12月26日 11:00

住職兼医師が教える「日常のなかの瞑想で脳の疲労を癒せる」

川野先生は、SNSの弊害も指摘する。

「SNSをし続けていると、他人の“リア充”生活を見続けることとなり、人と比べて自分を卑下してしまうという負のループに陥りがちです。ここでネガティブに陥った自分を無理にポジティブに納得させようとしても、脳が拒否反応を起こすだけ。かえって逆効果です」

脳の疲労を軽くするため、川野先生が提案するのが「瞑想」。とはいっても、山や寺にこもったり、難しいことをする必要はなく、読者が簡単に取り組める日常生活の中でできる「ずぼら瞑想」だ。

「基本的には『今この瞬間に体験していることだけに注意を払う』『善しあしなどの判断をしない』ことです。たとえば、何かを『悪い』と判断してしまうと、その反対の『よい』ものにしがみつこうとする“執着”が生まれてしまいます。単純に、生じた感覚を“観察”するだけ。
ひとつひとつの行いから気づきが生じるので、それを受け入れるのです。積み重ねていくうちに自然と心に余裕ができ、脳の疲れも取れていくはずです」
いくつかエクササイズを挙げてみよう。

【1】歯磨き/洗顔/お風呂

洗顔フォームをじっくりと時間をかけて泡立て、顔をやさしく泡で包み込む、丁寧に体を洗う、歯の隅々までじっくり磨くなど、自分の体をいたわるようにケアをする。

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