2019年2月13日 14:41
少女時代スヨン 30歳目前で気づいたこと「年齢に意味はない」
でも実際にその年齢になってみると、なんてこともなくて、ただ数字が変わっただけだなと(笑)」
そして、いままでにない余裕も生まれたとも。
「一度力を抜いてみよう。ちょっと遠回りしてもいいんじゃないか。そういう気持ちになったら、できることがたくさん見えてきたような気がしています。自分の人生のなかのある段階のひとつというか、成長の一過程に過ぎないということを実感して。30代は特別ななにかでも、美しいものでもないという考え方になったら肩の荷が降りました。そしていま、30代を目前にこういう気持ちになれたことこそ私の宝物です」
傷心のユミがあてもなく名古屋の街をさまよい、たどり着いた場所が “エンドポイント”(行き止まり)という名の小さなカフェ。新たな出会いに支えられ、彼女は以前よりも自分らしく未来に向かって歩み出す。
誰もが一度は迷い込む袋小路も悪いことばかりではない、と教えてくれる。
「この作品のお話は、誰にでも起こりうる出来事だと思います。どんなにつらいことも、あとで振り返ってみるとなんでもなかったと感じるものかもしれない。そして、そういう試練を味わったからこそ人間は成長するきっかけをもらうんだよ、と。そんなことに気づけていただけたらいいなあと思います」
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