2019年2月14日 11:00
犯罪や非行に走った少年少女120人以上を癒した「更生カレー」
地域とのつながりを作るため、保護対象の子どもたちに声をかけ、草むしりやゴミ拾い、夏祭りの櫓の設営などにも駆り出した。
「’98年ごろは、暴走族の子が多かったから、こっちも『束になってかかってこい』の心意気ですよ」と中澤さん。「みんなで悪くなったなら、みんなで半歩ずつよくなっていこう」と、仲間ぐるみで更生の道を歩かせた。
作業が終わると、手作りの「更生カレー」が、中澤さん宅で待っている。
「このカレーを食べたら、もう、うちの子だよ」
家庭に飢えた子どもたちの心を溶かす優しいカレーの味。秘伝の隠し味は、マヨネーズ、ケチャップ、そしてソースだ。どれも子どもたちが大好きな調味料ばかり。
そんな中澤さんの手作りサポートが、カレー会につながっていった。
カフェを始めたのは、昨年3月。保護司時代に縁のできた人たちが、いつでも気軽に立ち寄れる場所として、オープンさせた店だ。
「こないだも15年前に面談した男の子から、久しぶりに電話があって。ずっと連絡がなかった子でしたから、その名前を携帯の画面で見て、鳥肌が立ちましたよ。保護司を定年しても、子どもたちとの付き合いは一生もんです」
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