2019年3月1日 16:00
荻原博子さん伝授「いっそ『雇用延長』はおやめなさい」
でも、給料の減額分を補うために「高年齢雇用継続給付」があると聞き、Aさんは安心しました。定年後の給料が以前の75%以下になったら、定年後の給料の最大15%が支給される制度です。
Aさんの給料は50%になりましたから、定年後の給料20万円の15%、3万円が高年齢雇用継続給付金として支給されました。60歳からの収入は23万円です。
元々部長だったAさんは、55万円の給料が、役職定年で40万円になり、定年後は23万円。お金はもちろん、役職から外れ、自分より若い上司の下で働く精神的ダメージも大きいでしょう。
それなら、転職や起業も考えてみてはいかがでしょう。最近は「早期希望退職制度」や「選択定年制度」がある企業も増えています。
これらを利用すると、退職金の上乗せや失業手当が有利になることもあります。
“人生100年時代”は、二毛作を目指しましょう。私は、これからの人生を豊かにするための裏ワザをまとめた『役所では教えてくれない定年前後のお金の裏ワザ』(SB新書)を書きました。ぜひ、参考にしてください。
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