2019年3月7日 06:00
藤真利子さんが語る「女優をしながら実母を介護した11年」
3時間半の大手術後、難しい「ストマ交換」がノルマに加わった。ストマの覆いがはがれ、部屋中が汚れてしまったこともあった。その後母は肝硬変と診断され、食がさらに細くなり、最後は水分すらほとんど受け付けなくなった。
そして92歳の誕生日を母・娘、親戚、友人で祝ったおよそ2カ月後、母は静かに息を引き取った。
「介護といっても、結局は“下の世話”です。それができるか、できないかのことなんです」
いま、藤さんはそう言い切る。
「一人娘の私を女手ひとつで育ててくれた母は、私のなかで“絶対に死なない存在”でした。それまで私のライフプランには、『母を介護する』というのがなかったんです。
でも、介護した11年間に、世間で“介護”や“在宅”という言葉がどんどん現実問題となり、直面する人が急増しました。今後は、はじめての介護で右往左往している人のために、講演活動も積極的にしていきたいと思っているんです」
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