くらし情報『世界最小赤ちゃんの奇跡 289gだった女児は間もなく20歳に』

2019年3月11日 16:00

世界最小赤ちゃんの奇跡 289gだった女児は間もなく20歳に

明美さんが長女・幸香さん(19)を出産したのは’99年のこと、体重は289グラムだった。

「幸香のときは担当のお医者さまから“女の子だから助かったんだよ”と、言われました。当時は“日本一小さい赤ちゃん”でしたが、7年後に、もっと小さい赤ちゃんが生まれて抜かれてしまいました」(夫の良久さん・62)

今年6月には20歳の誕生日を迎える幸香さんも、出生直後は慶應大学病院・新生児集中治療室(NICU)で過ごした。

「来年は成人式ですので、先日、京都に行って着物を作ってきました。毎日30分ぐらいずつかけて会社に通勤していますが、仕事は楽しいです」(幸香さん)

いまでは笑いが絶えない家族3人の生活。しかし20年前は不安な日々を送っていたという。

「私が妊娠中毒症になり、23週で帝王切開を勧められたんです。ショックでしたけど、“お腹から出すことで、この子の助かる可能性が生じるのなら”と決断しました。
当時は慶應大学病院でも最小が350~400グラムで、先生からも『未知の領域です』と言われました」(明美さん)
当時、明美さんが書いていた育児日記には、体重の変化や呼吸数など詳細に記録されている。

《9月21日719グラム今日声を聞いた。

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