2019年5月6日 11:00
住居費、通信費…「貯めたい」ときに見落とす“家計の常識”
把握しているつもりの支出も改めて書き出してみると、“なんとなく”“ついつい”使っている支出に気づくもの。元号が変わるタイミングは、そうした“家計の常識”をガラッと見直すのにもよいチャンスです。家計のルールを改めて、貯め体質になりましょう」
お金を貯めるには、支出を抑えてどれだけ貯蓄に回せるのかがカギ。だたし、やりすぎるとストレスが溜まり、反動で衝動買いに走ってしまう。横山さんによれば、無理なく支出をカットするには、チマチマ節約するよりも、固定費を思い切って見直したほうが効果的だという。
「子どもが独立して部屋が余っている状態の賃貸マンション、ほぼ週末しか乗らないマイカー、ほかにも、ほとんど通話をしない携帯電話代、テレビの有料放送などを見直すだけでも、まとまった金額の削減が可能です」
そこで項目ごとに「コストカットのコツ」を、横山さんが教えてくれた。
【住居費】
固定費のなかで大きなウエートを占めるのは「住居費」。家賃や住宅ローンなど、住居に関する支払いは手取り月収の多くても30%以内に抑えたい。
「手取り30万円なら9万円以内、できれば7万5,000円程度が理想です。これより多く支払っているのであれば見直したほうがいいでしょう。