くらし情報『料理研究家・鈴木登紀子 令和時代に疲れたら「おだしをとろう」』

2019年5月9日 11:00

料理研究家・鈴木登紀子 令和時代に疲れたら「おだしをとろう」

大切な人が喜ぶ顔を思い浮かべて作れば、“おいしい”と言ってもらえるのです」

87歳のときに大腸がん、89歳で肝臓がんが見つかり、90歳を過ぎてから心筋梗塞も経験した鈴木さん。健康との問題に何度も直面したからこそ、「生きることは食べること」をモットーに、食と向き合い続けている。

「電車の中でおにぎりやパンを食べている若い人を見ると、残念だなと思います。せわしない車内ではなく、公園や景色のいいところで食べたらもっとおいしくなるのにね。ぜいたくをするのではなくて、心に余裕がないときこそ、食事を楽しんでほしいですね」

SNSの「いいね!」より、日ごろの食事が、私たちの心を豊かにしてくれるはずだ。

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