くらし情報『瀬戸内寂聴、令和への提言「女性が動けば、世界が変わる希望が」』

2019年5月11日 11:00

瀬戸内寂聴、令和への提言「女性が動けば、世界が変わる希望が」

住宅街に近い山や丘の斜面の滑り止めをすること、土手や排水路の整備……、科学技術が進歩した日本で、それができないのは国の責任、と寂聴さんは続ける。

「予算がないと言いながら、海外侵略に使える空母を建造するなど、軍事費は毎年うなぎ上り。将来性がまったくない原子力発電とその関連企業へも、湯水のように税金をつぎ込んでいます。その一部を回せば、災害対策はできないはずがありません。いまの政権はろくでもない政治家の集まりです。私たちが『政治のことは政治家に任せておけばいい』と思っていては、何も変わりません」

若い人たちを「青春は恋と革命だ」と励まし続けてきた寂聴さん。そんな寂聴さんがいま私たちに提言するのは「家庭内革命」だ。

「才能・能力がある女性に掃除・洗濯だけをやらせて、台所に閉じ込めておくなんて、もうそんな時代ではないのです。
昔と違って70歳や80歳になっても、舅や姑は元気です。姑には掃除と洗濯。定年退職した舅には家事の中でもいちばん面倒くさい三度の食事の支度を任せなさい。もちろんご主人にも、家事と育児を分担してもらいましょう。家庭環境を変えていくためには家族みんながコミュニケーションを図って、風通しをよくしなければいけません。

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