くらし情報『“介護離婚”を決定づけるのは親への依存度…弁護士が解説』

2019年6月7日 11:00

“介護離婚”を決定づけるのは親への依存度…弁護士が解説

自立できるなら離婚もありかも」

【4】妻の“自立のための経済力”

「1~3で『離婚も視野に入れたほうがよさそう』とわかっても、まずは2人でとことん話し合うことが大切。また経済的自立(仕事、財産分与、年金)は介護離婚をする大前提。それが難しいなら、夫を経済的な関係と割り切り、感情の処理に努めるほうが懸命です」

両親の係争を長年見つめてきた未緒さんは、一時は母親に同情し、父親に反発し、疎遠にもなった。しかし同じ弁護士として活動するうちに父親の気持ちも理解できるようになったという。

「父のような完璧主義者は、求める水準も高い。母はそういう要求に応えられる人ではない。母は家事全般があまり好きではないから介護には不向きです。どちらかというと仕事をしているほうが生き生きしている。
そういう人は介護を担っても自分が犠牲になっているという意識がどこかにあり、うまくいきません」

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