くらし情報『オーストラリアから来た陛下の“ご学友”が美智子さまに恐縮した日』

2019年6月10日 16:00

オーストラリアから来た陛下の“ご学友”が美智子さまに恐縮した日

そのポジティブなお言葉が、胸にとても響くんです。だから、この先もし僕が間違えて『殿下』と呼んでしまい慌てて謝ったとしても、きっと陛下は『大丈夫ですよ』と笑顔でおっしゃってくださると思います」

アンドルーさんは1958年、オーストラリアのメルボルンに生まれた。国連関係の仕事をしていた父の赴任に伴い、10代前半をスリランカやジャマイカで暮らした。ジャマイカからの帰国途中に初来日。つかの間の滞在だったが、15歳のアンドルーさんは「きれい好きで、安全な国」と、日本に好印象を抱いた。

そして1年後の’75年、交換留学生として再来日。学習院高等科のオーストラリア人留学生第1号として、2年A組に配属された。陛下も、時を同じくして高等科に進学されていた。


「学校に日本のプリンスがいることは知っていました。たしかに校内にSPの姿はありました。でも、特別待遇を受けている生徒はいないし、全員が同じ詰め襟の制服ですし。どなたが陛下なのか、まったくわからなかった」
第二外国語のドイツ語の授業で、偶然隣り合った生徒が、陛下の学友の1人だった。

「厚かましくも僕は『ぜひ、陛下に会わせてください』とお願いした。

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