くらし情報『オーストラリアから来た陛下の“ご学友”が美智子さまに恐縮した日』

2019年6月10日 16:00

オーストラリアから来た陛下の“ご学友”が美智子さまに恐縮した日

当時の僕の夢は外交官。日豪親善のためにも、ごあいさつ申し上げたかった。すると、彼は快く引き受けてくれた。校舎は学年ごとにフロアが別なので、休み時間に彼が陛下と一緒に僕のいる2階にまで来てくれて、僕を紹介してくれたんです」

陛下の柔和な笑顔に引き込まれるように、覚えたての日本語で自己紹介。さらに続けて、自分でも驚くようなことを口走っていた。

「僕とお友達になっていただけますか?」

陛下はより一層の笑みを浮かべて、こうお答えになったという。

「喜んで」

この出会いが、アンドルーさんの、先の人生を大きく変えることになった。

「まっすぐ目を見て話される陛下から、優しいオーラを感じました。
近くにいるだけで、こちらまで心が温かくなってくるんです」

クラブ活動には、陛下も所属する地理研究会を選んだ。恒例の研修旅行の旅先で、アンドルーさんは、この新しい友人が日本のプリンスであることを、改めて思い知らされる。先々で一行は、日の丸を振る1,000もの人たちの大歓迎を受けたのだ。

「もちろん、陛下を歓迎する人々です。そして、陛下は長旅の疲れも見せず笑顔で手を上げ、そのまま僕らと同じバスに。僕はその様子に、とても驚きました。

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