2019年6月11日 17:09
“2000万円報告書”「人生を3つの時期に別けて貯蓄に励め!」
さらに、長寿にもなっていくので、たとえ金融資産があっても、途中で尽きてしまうかもしれない。そのため、『資産寿命』を延ばすことが必要だと、報告書では強調されています」(風呂内さん)
「資産寿命」とは、報告書によると、<老後の生活を営んでいくにあたって、これまで形成してきた資産が尽きるまでの期間>。これが尽きてしまえば、後は年金だけで生活するほかなくなる。
報告書では人生を3つの期に分けて、「資産寿命」の延ばし方を指南している。
【現役期】資産形成期
このころから、投資によって資産を増やすことが必要だという。
税制面で優遇が行われている「つみたてNISA」と「iDeCo」が報告書で推奨されているほか、<日経平均だけに積立投資するよりも、米国NYダウと組み合わせた方がトータルリターンはさらに大きくなり>2など、具体的なアドバイスまで。
「<保有期間が5年ではマイナスリターンも発生するが、保有期間が20年になるとプラスリターンに収斂>とあるように、長期間投資するほど、有利な結果になりやすいということです」(風呂内さん)
もちろん、長期投資でもマイナスになるリスクもある。手数料がかかることも忘れてはならない。