くらし情報『浅田美代子が語る樹木希林さん「留守電には今もばあばの声が」』

2019年6月13日 11:00

浅田美代子が語る樹木希林さん「留守電には今もばあばの声が」

映画にも2人でよく出かけたことを、懐かしむ。

「映画は、邦画をよく見に行きました。ばあばがもらった招待券を私にくれて、自分は60歳以上のシニア料金1,000円を払うんです。私がお金を出そうとしても、『(家の)ローンを早く返しなさい』『ローンのある人からお金もらえないわ』って、受け取ってくれないんです」

『寺内貫太郎一家』で共演し、’18年5月に亡くなった西城秀樹さんのコンサートに“お忍び”で出かけたこともあった。

「闘病中の秀樹が、中野サンプラザのコンサートに出ると知って。でも事務所に頼むと、私たちが見に行くのが秀樹に知られるからと、私がネットで2人分のチケットを取って行ったんです。秀樹の出番が終わり、楽屋に行くと、びっくりしていたけどすごく喜んでくれました。秀樹、加藤治子さん、ばあば……みんな向こうに行っちゃって……向こうのほうがにぎやか。
きっと『今も忙しいのよ~』ってばあばが言ってる気がする(笑)」

希林さんが日ごろ、大切にしていたのが、孫たちの存在だった。「モデルになった孫のUTAさんの写真を『パリコレ見て見て』『カッコいい』とすごくうれしそうに見せてくれて。お孫さんと家族写真のブックをつくって、すごく大切にしていましたね」

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