2019年6月14日 11:00
離婚してつかむ幸せ「夫への期待」捨て“いい関係”に
彼にはもう感情的には何もありませんが、円滑に生活していくためには、こういう関係がしばらく続くのも悪くないかなと思っています。
【読者の実例ケース・2】佐川麻巳さん(仮名・53歳・会社員)
私は40歳(長女が中1、次女が小5のとき)で離婚しました。当初、私といっしょにいたいと言っていた娘たちですが、元夫が「パパは1人になったら東京でホームレスになる」と言いはじめたため、「ママは1人で生きていけるよね……」と夫の元に行くことになってしまいました。
離婚後は、束縛が強く口うるさい夫と離れ、毎日が穏やかに暮らせるようになった半面、娘たちと離れてしまったことは本当につらかったですね。娘に会いに行っても、いつも元夫から「来るな!」って追い返されていましたし。きっと私に娘たちを取られることを恐れていたんでしょうね。
ただその後、元夫から「ママに会えないと娘たちが不安定になるから」と連絡があり、ようやく会うことを許されました。
娘たちが私の家に泊まりに来るようになると、元夫の家での様子もだんだん伝わって来ましたが、彼は娘たちが後ろ指をさされないよう、縫い物やお弁当作りも頑張り、なんとPTAの役員まで引き受けていたそうです。