2019年7月15日 16:00
なぜか貯まらない“ざんねん生活”から抜け出す第一歩
「分類した中から、不要な支出を探してみましょう。それにより、何が本当に必要だったのか、自分なりの価値基準が明確になり、どんぶり勘定から脱却できます」
家計に無駄がなくなり、お金が貯まってきて初めて、投資を始めるステージに到達する。
「投資は損をするかもしれないから怖いと考える人がいますが、しっかりと勉強し、投資信託など低リスクの商品を選べば、それほど臆病になる必要はありません。むしろ、お金を銀行に預けたままだったり、貯蓄型の保険で積み立てているだけの人は、インフレが起きてお金の価値が下がったときに、貯金だけで生活していけなくなる可能性があります。’90年代までは金利が高く、郵便局や銀行の口座に預けているだけでお金が増えていきましたが、今は超低金利時代。お金についての考え方を転換しないと、増やすことはできません」
本格的に投資を始めるときに、横山さんが提案するのが「3つの袋」という考え方。貯金を「使う」「貯める」「増やす」の3つの口座に分けて管理する方法だ。「使う」は、日常の突発的な支出に対応する金額を含めた、生活するための貯金で、目安は月収の1.5カ月分。
「貯める」