2019年8月30日 17:37
セーラームーン人気なぜ続く?原作終了から22年もコラボ続々
のようにファンを公言する男性も増えている。
コラボグッズも続々と製作されており、アパレルやコスメから文具までと幅広く展開。さらに今月23日にはユニクロのUTシリーズに登場し、今秋には「Samantha Thavasa」とのコラボアイテムが全国の店舗で展開される予定になっている。なぜ「セーラームーン」はここまで根強く愛されるのか。「セーラームーン世代の社会論」(すばる舎)著者の稲田豊史氏は、こう語る。
「『セーラームーン』では少女たちが物語の“サポート役”でなく、美少女戦士という“直接闘う存在”として描かれている点が重要です。当時、『女の子たちが主体的に敵と戦う』という設定はメジャー作品ではほとんど存在しませんでした。そのため先進的であり、インパクトがあったのです。
また作品が20周年を迎えたころ、セーラームーン世代はおおむね20代後半。多くの人は社会に出て、仕事面や恋愛面でちょうど壁にぶち当たるような年齢でした。そこで再び同作に触れることで勇気づけられ、リバイバルヒットに繋がったのだと考えています」
主人公・月野うさぎを筆頭に、作中のキャラクターたちはメイクアップすることで強くなっていた。