2019年9月13日 15:50
「60歳・貯蓄ゼロ」でも年金で“一生安心”生活を得る方法
たしかに人は何歳まで生きるかわかりません。だから少しでも早く受け取りたいのは人情でしょう。でも夫の年金180万円、妻の年金100万円で70歳まで繰り下げ受給した場合と、65歳から受給した場合の81歳までの年金総額は、ほぼ同じ額になり、それ以降は、長生きするだけ、70歳からのほうが得になる計算です」
平均寿命が男女とも80歳を超えているいま、じつは70歳からの受給のほうが明らかに得。しかも、もし仮に病気などになり、70歳より早く年金を受け取りたくなったら、申請すれば、すぐに受給を開始できるのも心強い。
【5】夫は70歳、妻は65歳まで働く!
「いまの60代は若い。職場を選ばなければ、70歳まで十分働けます。65歳からの5年間の厚生年金が加算されれば、頑張って働いた分、年金額も増える。一石二鳥です」
こうして夫70歳、妻65歳まで働くことで、夫の年金180万円、妻の年金100万円を70歳まで繰り下げ受給した場合、受給額が42%アップ。
なんと70歳から支給される年金は合わせて年間404万円に!
「65歳から受給してしまうと年間280万しかもらえず、支出を月30万円(×12カ月=年360万円)