くらし情報『バチェラーが恋愛離れ世代に刺さる訳 ねるとんとは真逆の構成』

2019年10月18日 00:00

バチェラーが恋愛離れ世代に刺さる訳 ねるとんとは真逆の構成

テレビと違い、競技場でみんなが戦っているのを観戦するような、第三者的な感覚と言えます」

■バチェラーに見る恋愛感の変遷と現代の婚活観

恋愛リアリティ番組の歴史は、男女の恋愛観の変遷をも浮き彫りにする。牛窪さんは過去のヒット番組と『バチェラー・ジャパン』の比較から、男女のパワーバランスの変化を見出す。

「1975年から1984年まで放送されていた『ラブアタック!』や1987年から1994年まで放送されていた『ねるとん紅鯨団』は、“男性が女性を巡って競い合う”という当時の世相を反映したような構成でした。女性がトロフィー的存在である一方で、男性側には“トライすることがカッコいい”というような強い男性像を求める風潮があったわけです。ですが、バブル崩壊後の1999年から2009年まで放送された『あいのり』や2012年から2014年にテレビ放映された『テラスハウス』では、男女が共同生活を送って恋愛を育んでいくように。つまり、男女の関係が対等になっていくんです。そして2017年に配信が始まった『バチェラー・ジャパン』では、女性が競い合って結婚を勝ち取る。一見すると男性が結婚相手を選んでいるように見えますが、裏を返せば受け身。

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