2019年10月31日 06:00
続く豪雨、なぜ日本は“水害”起きる?専門家が地形リスク指摘
さらに、無堤防区間は68.4キロメートル。河口付近においても、堤防がない場所が多く、スーパー豪雨による氾濫で、深刻な水害が起きる可能性があります」
国や県は、現状より高い堤防の設置や、無堤防部分の整備を急いでほしいところ。
しかし今回の台風19号のように、温暖化による気候変動で、全国各地において時期も規模想定外の水害が起きており、もはやこれまでの治水では水害を完全に防げなくなってきている。
では、どうやって自分の命を守ればいいのか。
「まず、自分の住んでいる地域の洪水の危険度をハザードマップで確認。自宅が危険エリアに該当している場合は、平時のうちに非常用の荷物(食料、飲料水、着替え、タオル、薬、ウエットティッシュ、ライト、乾電池、小型ラジオなど)をリュックサックにまとめておきましょう」
そして避難指示が出たら、早めに安全な場所に避難すること。今回の水害でも、避難が遅れて命を失った人たちが多くいたーー。
「私たちは地震、台風、豪雨など、自然災害が多い場所に住んでいることを自覚すべきです」
ひとたび河川が氾濫したら、あっという間に身動きが取れなくなる。
“自分の身は自分で守る”という意識を日ごろから強く持っておこう。
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