2019年11月1日 15:50
マンション停電は?台風被害「火災保険」でカバーされる〇と×
地盤から45センチ超の浸水、(3)保険対象を買い直すためにかかる再調達価格の30%以上の被害を受けた場合です。
ケースAのように床上浸水なら問題ありませんが、床下浸水だと補償されないこともあります。
大雨でマンホールから水があふれる都市型洪水や、近くで土砂崩れがあり土砂がなだれ込んだケースも水害。その場合も保険金は、床上か床下かなどで判断されます。
【ケースB】暴風雨で、ガラス窓が割れた→△
窓の破損は火災保険がききますが、かけている保険の対象が「建物」か「家財」かによります。
建物とは、家そのもののほかに、門や塀、浴槽や流し台、エアコンなども含みます。窓も建物のうちですから、建物を対象とする保険では、補償を受けられます。
いっぽう家財は、家具や衣服など持ち物のこと。
こうした家財のみを対象とする保険は、賃貸住宅の方の加入が多く、建物である窓の破損は補償されません。
【ケースC】ゲリラ豪雨で雨漏り。家具が水浸しになった→△
大雨など自然災害が原因の雨漏りは、火災保険で補償されます。ただし、老朽化が原因で屋根の隙間から、雨が染み込んで家具に引水した場合には、保障されません。
【ケースD】マンション地下の電気設備が浸水。