2019年11月15日 06:00
会社員の年下妻「夫の“基礎年金のみの繰り下げ”が得な理由」
を見てほしい。損益分岐点の年齢で、年金を繰り上げ/繰り下げ受給をした場合の受給総額と、65歳から年金を受給した場合の受給総額が並ぶことになる。以降、長生きすればするほど、65歳に受給開始した場合に比べて、繰り上げ受給した場合には“損”に、繰り下げ受給した場合は“得”になっていく。
【繰り上げ受給】
60歳=受給率:70%/損益分岐点:76歳8カ月
61歳=受給率:76%/損益分岐点:77歳8カ月
62歳=受給率:82%/損益分岐点:78歳8カ月
63歳=受給率:88%/損益分岐点:79歳8カ月
64歳=受給率:94%/損益分岐点:80歳8カ月
65歳=受給率:100%
【繰り下げ受給】
66歳=受給率:108%/損益分岐点:77歳10カ月
67歳=受給率:117%/損益分岐点:78歳10カ月
68歳=受給率:125%/損益分岐点:79歳10カ月
69歳=受給率:134%/損益分岐点:80歳10カ月
70歳=受給率:142%/損益分岐点:81歳10カ月
「長生きリスクを考えて、よっぽど生活に困窮しているなどではない限り、繰り上げはしないほうがいい」と語る北村さん。では、年金額を増やすために、必ず繰り下げをしたほうがいいのだろうか。