2019年11月13日 20:48
『桜を見る会』後援者招待「慣行だったから」で許されるのか
民主党時代の’11年と’12年は、東日本大震災と北朝鮮のミサイル問題を理由に、それぞれ中止されている。確かに、鳩山政権下での『桜を見る会』でも、過去のブログや記事から、当時の鳩山首相や旧民主党議員の後援会関係者が招待されたことは確認されているのだが……。
現在、安倍首相が指摘されているのは、都内のホテルに自身の後援会関係者850人を招いて「前夜祭」行い、さらに当日は貸し切りバス17台に分乗して会場に向かったという疑惑だ。後援会関係者は「前夜祭」の会費として5,000円を払ったというが、ホテルのグレードや料理の質から、とてもこの金額では不可能なパーティだったとも指摘されている。仮に、会費と実際にかかった費用の差額分やバスの貸し切り費用などを、税金あるいは安倍首相のポケットマネーで補填していたとしたら、公職選挙法に触れる可能性が高い。こういった「前夜祭」やバスでの集団移動も、歴代総理は「慣行」としていたのだろうか。安倍政権下では、『桜を見る会』の参加人数も、費用も年々増えており、むしろこれまでの「慣行」が変わってしまったというのが現実ではないだろうか。
そもそも、“民間”の世界では「慣行」