2019年12月2日 11:00
「夫の発明のおかげ」母との死別の悲哀が妻をガンから救った
がんのリスクが高い、という判定だ。
「半信半疑というのか……。夫と息子の作ったものが感度の高いチップだということはわかっていましたし、信じていました。でも、自分ががんだなんて。とにかくはっきりさせたいと、近くの病院でPET検査を受けました」
結果、幸子さんは乳がんと判明。毎年のようにマンモグラフィーなどの乳がんの検査を受けていた幸子さんは、まさか、という気持ちが強かったという。驚いたのは、検査を担当した医師も同じだ。乳がんがステージ0、超早期のものだったからだ。
すぐに手術は行われ、幸子さんのがんは無事に取り除かれた。術後も、超早期の発見が幸いして追加の治療は必要なかったという幸子さん。
「しこりも何もない状態でしたから。『何で、症状もないのにがんを疑ったんですか?』ってなんども聞かれました。夫の発明が私を救ってくれたんだなと。プロテオが見つけてくれなかったら、きっと手遅れになってたんじゃないかと思います」
母の死という辛い記憶を抱えながらも、プロテオの開発に成功した克之さん。結果、がんで亡くなる人を1人でも少なくしたいというその情熱が妻を救った。現在プロテオは国内医療機関の60カ所で導入されている。
これからも、克之さんの発明は多くの人を救うだろう。
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