2019年12月11日 15:50
主婦はスマホで『副業』検索注意…「情報商材詐欺」呼ぶ可能性
老後資金に不安が募り、「何か稼ぐ手段はないか」と調べている人は多いはず。しかし、「ラクに稼げる!」という広告をスマホで見つけ飛びつくと、大損をすることにーー。
「お金儲けのノウハウやテクニックをまとめたものを“情報商材”といいます。情報商材の特徴は、『○○をすれば簡単に儲かるよ!』という文句が広告に打ち出されていること。そして、お金を払って自分のもとに届くまで、その内容を確かめることができないということです。いま、中身のない情報商材を売りつけてお金を騙し取るという詐欺が、スマホの普及に合わせて大流行しているのです」
そう教えてくれたのは、ITジャーナリストの三上洋さん。国民生活センターによると、’18年度の情報商材詐欺の相談件数は8,787件。5年前と比較して、なんと約10倍に増えている。
「とくにいま詐欺のターゲットにされやすいのは、女性でしょう。専業主婦や、育児・介護で休職中の主婦のように『せめて家で何か仕事ができれば』と考えている女性が飛びついてしまうことが多い。その手口と誘い文句は多岐にわたり、被害は拡大するばかりです」
今年11月には、“スマホ錬金術”と称した情報商材を売りつけた株式会社WAVEが消費者庁から指導を受け、新規募集を取りやめた。