2020年1月25日 15:50
役職定年で収入半減…「もうお金に困るのは嫌」と始めた婚活
の次に「収入」を条件にする人が多いそう。経済的な安定を求めて増える50代の結婚相談。池田さんはその理由を次のように話す。
「男性に比べて女性は、低賃金で収入が安定しにくい非正規雇用に就いている人が多いので、収入面で老後への不安を抱えやすい。それに、今は人生100年時代。50代はまだ折り返し地点で、『残りの人生をより豊かにしたい』『独りでは寂しい』と思う人が増えているのも理由でしょう」
では、実際に50代で新たなパートナーを見つけるのはどんな人たちなのか。池田さんに、今まで見守ってきた方のお話を聞いた。
■独り、生活のために仕事をするのは疲れてーー夫を見つけ、念願の専業主婦になれました
「54歳のB香さんは電話オペレーターや派遣社員など何回か転職をしていて、『もう生活のために仕事をするのは疲れた』と思ったそうです。
そこで、収入面を任せられる夫を見つけ、自分は専業主婦になって心穏やかに暮らしたいと’15年に入会されました」
B香さんの婚活機関は3年。月1ペースで、40人の男性とお見合いをした。「入会してすぐは、ほとんどの人が積極的にお見合いをされます。しかし、3カ月を過ぎるくらいからだんだんペースが落ちてくる。