くらし情報『資産150億の72歳長女 お金があっても幸せじゃないと語る理由』

2020年2月17日 11:00

資産150億の72歳長女 お金があっても幸せじゃないと語る理由

30代後半から、女盛りの20余年を2人の伯母の介護に費やして、彼女は61歳になっていた。その5ヶ月前には、父・芳郎さんも89歳で天に召された。

「父が亡くなった時、文化館を閉めて、収蔵品を美術館へ寄付することも考えました。でも、父が道を作り、私の生きがいを作ってくれたおかげで今の私がある。そう気づいて、相続税を払って、父の遺志を守ることにしました。ここ(南蛮文化館)に来て、父のコレクションを眺めていると、手に入れたときの父の幸せそうな顔を思い出して、涙が出そうになるんですよ」

孝子さんは常に、自分ではない誰かのために動いてきた。父のため、家族のために尽力して、今になってようやく自分らしいシングルライフを満喫している。

「この人生でやり残したことは、ただ1つ。
結婚して、子供を産みたかった」

今の楽しみは、母と妹夫婦とともに食卓を囲むこと。それから自宅に戻って、一人静かに焼酎を飲む。それがいちばんゆったりできる時間なのだと、孝子さんは語った。

「女性自身」2020年2月25日号 掲載

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